やっぱりおもしろかった!海外ドラマ・映画三昧な日々

映画・ドラマ等のレビューがメインです。ややネタばれがあります。
人気作からマイナーな物まで幅広く取り上げようと思います。空に太陽を心にミーハーを!

アカデミー賞3冠。
主演:レオナルド・ディカプリオ
音楽:坂本龍一
監督:A・G・イニャリトゥ

かつての陽気なイメージから、こういった暗い役柄までこなす、
レオナルト・ディカプリオの振り幅の広さ。
インディアン(正しくはネイティブアメリカン)と白人との戦い、
厳しい自然を前に、息子を殺されたことの復讐心だけでひたすら突き進む。

レオナルド・ディカプリオが熊に噛まれ、
瀕死の状態で高熱を出し、
タンカで担がれて運ばれるものの
「もうすぐ死ぬから置いていこーぜ」と仲間に言われる。
そして仲間割れから息子が殺され、
それからの復活劇がスゴイ。

ベジタリアンのレオナルド・ディカプリオが、
生きた川魚にかじりつき、野生動物のレバー?を食べ
俳優ってすげーな、と感心。 
熊にやられた時の傷は腐り、
崖から落ち、死んだ馬をかっさばき、一晩明かして歩いて帰る。
不死身すぎる。

ひたすら雪のシーンで、見てるだけで寒い。
これに出てくる白人って人として腐ってる。

法律のない世界だけど、彼らなりのルールがあったり
自然との向き合い方(受け入れるしかない)、
神に委ねるべき心情、
人種間の確執とか、難しいテーマだけど、
見応えがある1本。


 

病気の少年が
自分を腫れ物のように扱う大人達を信じられず、
口の悪い派手なピンクのスーツを着たピザ屋の女性にだけ心を開く。
はい、フランス映画ですよ。
最強のふたりが気に入った人にはきっとこれもオススメ。
インテリアや服がいちいちオシャレです。

ほんとか嘘か、元女子プロレスラーのピンクスーツ女性が
少年にスノードームをプレゼントするんだけど、
スノードームの中がサンタクロースじゃなくて
プロレスリング。
そんなスノードームあるんかいな!
その中で繰り広げられる妄想プロレスがかなりおかしい。
 
見所はなんといっても、少年のオスカーのまつげね。
エクステ50枚くらいついてるみたいなクリンクリンのまつげ。

強面のピンクスーツの女性も家に帰れば、
乱暴でもバカでもない彼氏となぜか揉めたりしてて
なんだか生々しいのだけど、
病院ではふんわりした子供の世界が繰り広げられてて
その対比が不思議。
不思議だけどマッチしてる。
お涙頂戴ではなく、
人生を有意義にするヒントが散りばめられている。

グッドライ
”スーダンで家族を殺された子供達が、
安全な地を目指してひたすら歩き、キャンプにたどり着く。
そこで13年過ごし、大人になった彼らはアメリカ行きの切符を運良く手にする。”


広大な草原で、どう猛な動物や、兵士から身を隠しながら歩き続ける。
手ぶらで、裸足で宿も食料も無しで旅するって、どれだけ不安だろう。
先頭に歩いてた子達が兵士に撃たれ、川をぷかぷか流れてきたのを見て
慌てて経路を変えたり、もう生きてるだけで奇跡みたいな状況。 
命を落とした子の遺体の前では、たどたどしい英語で聖書の一節を読む等、
極限状態でも人間らしさを大切にする。
道中足を怪我して立ち上がれない人に出会った時は、
「これ食べて」 とわずかな木の実を渡す。
あと何日生きられるか分からない人にも慈悲の心を忘れない。
血が繋がっていなくても、苦労を分かちあった仲間を家族と呼び、
ひたすら前進。

命からがらキャンプにたどり着き、施しを受けながら
そこでボランティアをし、13年。
やがて医師になりたいと夢を抱く。
13年って。
日本なら小学校に上がって高校卒業し、進路を決める頃だが、
彼らはまだ学校にすら行けてない。
始めるには遅すぎるとか、環境が悪いからやらないとか、
快適な部屋でブツブツ言ってる人のなんと多いことか。


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最強のふたり (字幕版)
映画を見る時、私はちゃんと説明を読まないことがある。
車椅子に乗ってるのがシルベスタ・スタローンで、
それで「最強」って、 「バカバカしい映画なんだろうな...」と
勝手に思って長いことスルーこいてた。
すみません。全然違いました。 

"事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪のフィリップと、
図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年ドリス。"

この黒人青年が陽気でふざけてて、ちょい乱暴。

クラシックと退屈なポエムを愛するフィリップと
ダンスミュージックが好きなドリスが対照的。
Earth, Wind & Fire でテンション上がります。
曲に合わせて歌うドリス、ちょい音痴?で面白いです。
ダンスはカッコいい。

首から下が麻痺している人の足に熱湯をたらして
「うわ〜マジかよ〜」って遊んでみたり、
チョコをくれと言われたら
「健常者用だからあげない」と意地悪をしてみたり、
下品だったり、ふざけすぎたり、
まあ、日本の障害者ドラマではありえない表現が満載。
でも、ちゃんと良心があって、
苦しんでいる人には寄り添い、
ルールを守らない人は頭つかんでガンガン壁に打ち付ける。
(↑これはやりすぎ) 

荷台に車椅子ごと積める実用的な車より、
かっこいいスポーツカーの助手席に無理してでも
フィリップを乗せるドリス。 

「人を荷物のように扱うべきではない」
彼はサラッと言っていましたが、
健康な私たちは、どちらかといえば
「車椅子ごと積む合理さ」を優先したい。
あまりにもサラッと言われて目からウロコが。 
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沈黙 -サイレンス-(字幕版)
“江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕らえられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。”

キャスト
アンドリュー・ガーフィールド
アダム・ドライバー
リーアム・ニーソン
窪塚洋介
イッセー尾形
 

なんと豪華な俳優陣。 
キャスト見ただけですごい。

冒頭。
キリシタンは激しい弾圧を受け、長崎で息を潜めて暮らしていた。
拷問を受ける宣教師たちを観て、愕然とするリーアム・ニーソン。
リーアム・ニーソンといえば
「めちゃくちゃ強いアクション俳優」のイメージなので、
その大柄な体格なら、小柄な大名10人くらい、ひとひねりやん?
静かに泣き崩れる宣教師。
めずらしくリーアム・ニーソンが暴れない映画です。 

宣教師に習ったということで、長崎の漁師たちが英語がペーラペラで、
お奉行様までも宣教師相手にペーラペラなのでそこは違和感アリだけど、
尺の都合上仕方ないのだろう。

踏み絵ができないキリシタンは激しく拷問を受けるが、
キリシタン窪塚洋介は違った。
家族を殺されるという気の毒な境遇ながらも、
生きるためには躊躇せず踏み、十字架にツバをはきかける。
この人だけ踏み絵の回数が格段に多い。
エイッと踏んで、ピューッと走って逃げて行く軽やかさ。
「あやつは踏み絵に慣れておる」
踏み絵ソムリエかよ?
やっぱりチャライのか窪塚は。
 
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ハムナプトラとウォーキングデッド大好き人間からしたら
ちょっと地味な感じはあるけれど、
足カックンカックン骨ミイラが、
人間からブチュ〜〜っと精気(?)を吸って
ちょっとずつ膨らんでいく様子が面白かった。
吸われたほうは、もうシワッシワよ。

包帯ぐるぐる巻きで蘇った砂漠の王女が
ミイラにしてはガッシリ体型、やけに健康的で
アンバランス。
キャストはソフィア・ブテラ、ダンサーだと書いてあったので、
なるほどな。
元ミイラなのに、前髪眉上、太眉っておしゃれすぎないかい。

トム・クルーズの相棒が、呪いの巻き添えで死ぬんだけど、
白目剥きながら生きてる人とコミュニケーション取れたりして
おもしろゾンビみたいになってたのはよかったけど、
肝心のトム・クルーズがつまらん男だった。
最後いきなり強くなったのもよくわからないし。 
旅の道中出会った女性も雑な扱いだし 。
ラッセル・クロウも無駄遣いだし。
トム・クルーズの相棒生き返ってメデタシメデタシになっちゃうし。

ストーリーはめちゃくちゃなので
アクションやミイラのディテールのシーンだけ楽しむ感じかな〜

香川照之が銭湯で転倒し頭を強打して記憶を失って
居合わせた売れない貧乏役者の堺雅人がなりすます、っていう
あらすじだけ見たらベタすぎるんだけど、
この二人、最強!

貧乏すぎる堺雅人が、手ぶらで銭湯に行って、
隣のおじさんの石鹸をそーっと盗もうとしたら叩かれる。
番台でボディーソープきちんと買って入ってくる綺麗好きな香川と対照的。
おじさんの石鹸が勢いよく飛んでいき、 香川照之が石鹸に乗ってすべって
高ーく飛んで転倒。 
そんなにきれいに飛ぶかよ!っていうくらい飛ぶ。
すべった時、香川が小脇に抱えてたビオレも空を飛んでる。 
 
終始コントのようだけど、ストーリーとのバランスが絶妙。
笑わそうとしすぎて中身がない、ぐだぐだで終わるドラマもあるけど、
この二人が出演で本当に大正解。
大真面目なんだけどちょっと変な広末涼子もいい。
堺雅人がイラっとするくらいヘボいw
超几帳面の香川、記憶を取り戻すためにノートに細かく書き出したり、
堺をディスったり、善人なのか悪人なのかわからないところに
グイグイ引き込まれる。

バカバカしいけど、キャラが最後までブレず、
ちゃんとストーリーが成立してる。

難しいこと考えず気楽に観たいときにどうぞ。

ソンガンホ
”1986年、ソウル近郊の農村で若い女性の裸死体が発見。
その後も同じ手口の連続殺人事件が相次いで発生。
現地には特別捜査本部が設置され、
地元の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)と
ソウル市警から派遣されたソ・テユン(キム・サンギョン)は、この難事件に挑む。”

とにかく、警察が無能。
事件現場にトラクターが走ってきて、
証拠である足跡を消してしまったり、
怪しいと思った容疑者にボコボコ暴力を振るう野蛮な刑事とかいて、
結局刑事だけでは何一つ捜査の手がかりを掴んでません。

観終わってから検索して知ったのだけど、
実は、実際にあった事件がベース。
「華城連続殺人事件(ファソンれんぞくさつじんじけん)」で
検索すると出てきます。

性犯罪の上殺害されているので
多少やばいシーンはあるかなと思ったけれど、
思ったよりソフトでホッとした。

ソン・ガンホの奥さん役がチョン・ミソンで、
「製パン王キム・タック」のお母さん役、
「太陽を抱く月」の祈祷師?役の、あの地味な感じの女性です。
時代の流行なのか、アフロみたいなすごいパーマだけど
大胆なヌードが綺麗で、ちょっと気まずい。
そのシーンの流れで容疑者のヒントを言う。

そんな感じで、刑事の周りの人がちょっとずつヒントを出しては、
あてがはずれる、の繰り返し。

容疑者にとって理不尽、捜査が雑、
しかし、引き込まれるストーリー展開。
各キャラクターがブレないのがいい。
ソン・ガンホはいい役者だと思う。

謎に包まれた事件だからか関連作品もある。
「22年目の告白−私が殺人犯です」
クズの役をやらせたら右に出る者はいない、といわれる藤原竜也。
顔が濃い...。
蜷川監督にも「芝居が暑苦しい」と言われる藤原竜也。
広角を上げてニッと笑うパク・シフ、どちらも気になる。

犯人逮捕されていない事件で
映画が3作できてしまっているわけだけど、
ご遺族の心情を察するとあまりにもむごすぎる。
ただのエンタメとして消費されているところに、
真の怖さを感じる。

アジョシはレオンのようだと評されていますけど、
レオンは観てません。
あとで気づいたけど
泣く男」と「アジョシ」は同じイ・ジョンボム監督でした。

「泣く男」
主人公   →孤独な男前(チャン・ドンゴン)
子ども   →死亡
頭良い母親 →守る

「アジョシ」
主人公   →孤独な男前(ウォンビン)
子ども   →守る
頭悪い母親 →死亡

あらった!
兄弟だな?ブラザーフッド思い出したー。

血の吹き出し具合もちょうど良い(?)です。

どっちもタイトルださっ...だけど
逆でも良かったんじゃないかな?

泣く男

髪の毛モサ〜ッとした無口で質屋を営む男が
隣の子にご飯食べさせたり、助けたりする映画です。

これ、ウォンビン主演じゃなくて、
普通にオジサンだったら観る気しなくない?
質屋儲かってないどころか、誰も客来ないし、
これで生活できてるのがすごい。
隣の子、ソミ(キム・セロン)のセリフが、泣きを誘う感じで
うまいな〜。
グロいとか書いてあったので覚悟してたけど、
そこまでグロでもなかった。

韓国映画における敵役って、
どーーしよーーもないブサイクが多い。
マンソク兄弟(兄ブサイク・弟チャラい)
というテンプレートのようなワルもいたけど
強すぎるベトナム人かっこいいんです!
これは意外。

隣の子(ソミ)の母が
麻薬を盗んで、質屋に預けて
これが発端でソミが誘拐され、
おじさん呼ばわりのウォンビンが助けに行く。
預けた品が80000ウォンって、円だと8000円くらい?
安すぎね?

ソミは薄幸少女だけど、
母親もかわいそうっちゃ、かわいそう。頭悪くて。

以下ネタバレ含む



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